※この記事はブログ・ライティング初心者を対象にしています。

キーワード選定のやり方がわからない…
ノリで選んで記事を書いたけど誰にも読まれてないな…
キーワード選定は、稼げるブログをつくるうえで超重要なステップ。適当にやると誰も興味のない自己満記事が爆誕します。
でも、多くの人が間違ったキーワードを選んでいるのも事実。実際私もはじめはうまくできず、長年成果が出ない日々を過ごしました。
この記事では、ブログ初心者でも迷わずキーワード選定ができる方法・流れを解説していきます。具体的なツールの使い方も紹介するので、記事に沿って一緒に行えば及第点以上の選定ができるはずです。
- フリーランスWebデザイナー・Webライター4期目
- 年間300記事執筆
- 元県庁職員
- 通勤時間を活用してWeb制作を学び、独立
- 現在はせどりやポイ活などほかの収入源も模索中


たなそう
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キーワード選定が重要な理由:有益な記事を書くための第一歩


キーワード選定とは、どんなキーワードで記事を書くか決めることです。



有益な記事を書くためにも、SEOで上位表示させるためにもめちゃくちゃ重要です!
「キーワード選定ができていない」 = 「下調べなしにサービスを作る」ことと同じです。
ニーズがないサービスを出したり、激強の競合と同じようなサービスを出したりしても大きな売上を上げることはできませんよね?それと同じです。
逆に、いいキーワードを選べると競合のいないところで戦えたり、読者に価値提供できたりします。
キーワード選定の失敗例:主に3パターンの失敗がある


キーワード選定が大事であることを肌で感じてほしいので、失敗例をご紹介します。
大きく分けて「検索需要なし」「お前が書かんでええやん」「競合激強」の3パターンの失敗があります。
検索需要なしパターン
例えば、「キャンプの始め方」に関するブログを運営していて、キャンプに関するキーワードを探すとします。
極端な例にはなりますが、「キャンプ イタリア」というキーワードで書いても意味がありません。
ターゲットは絞ったほうがいいですが、明らかに絞り方がおかしいですよね。キャンプ初心者が気になるトピックを含むキーワードを選ぶべきです。
お前が書かんでええやんパターン
同じく「キャンプの始め方」に関するブログを運営しているとします。
その人が「スキーキャンプ 冬山」のようなキーワードで記事を書く必要はありません。
キャンプ未経験の人を本格派に育てるというコンセプトならいいですが、キャンプの始め方を解説するブログなので、温度感が違います。
競合激強パターン
競合が激強なキーワードに真っ向から勝負しても勝ち目がありません。
競合が強いのかよくわからない場合は、そのキーワードで検索し、「上位10記事に個人ブログが入っているか」を見てください。公的機関や企業サイトで埋め尽くされている場合は、割って入る余地がないと考えてOKです。
キーワードを変えて、もう少し戦えそうなフィールドで記事を書きましょう。
競合が強いからといってそのキーワードを書かなくていいわけではありません。例えばキャンプの始め方のブログなのに「キャンプ 始め方」の記事がないのは支離滅裂ですよね?
読者にとっては競合がどうとか、検索順位がどうとかは関係ありません。重要なのは訪れたブログで悩みを解決できるかどうかだけです。



「ふらっと訪れた読者が悩みを解決できるブログになっているか」を定期的にチェックしてみてください。
キーワード選定方法:及第点以上を取れる手順を解説


キーワード選定にはさまざまな方法がありますが、今回はまったくの初心者向けにシンプルな方法を解説していきます。
矛盾しているようですが、はじめはキーワードではなく内容にこだわって、「訪れた人が満足してくれるブログ」を目指せばOKだとも思っています。記事を書くのに慣れてからSEOを意識するのでも遅くありません。
キーワード選定からきちんとやりたいという人は以下の流れでやってみてください。
サジェストキーワードを取得する


サジェストキーワードとは、検索エンジンの検索窓にメインキーワードを入力したときに表示されるキーワードです。※メインキーワードは1語とは限りません
この中から自分のブログに必要なもの、親和性の高いものをピックアップします。ピックアップする際は「どんな意図・目的でこのキーワードを検索したのだろう?」と想像してみてください。
「キャンプ 初心者」なら「初心者がキャンプを始める方法」や「まず用意するべきアイテム」を知りたがっていることが予想できます。逆に「キャンプ 英語」や「キャンプ場 予約」などは除外してもいいでしょう。
検索意図がよくわからない場合は、そのキーワードで実際に検索をして上位に表示されている記事を読んでみてください。それが読者が求めている内容だと考えて問題ありません。



書くべきか悩むものは一旦パスで大丈夫です。絶対に書くべきだと判断できたものから書いてください!
試しに5個くらいキーワードを選んでみましょう!
※サジェストキーワードはツールを使って取得します。後ほど解説します。
検索ボリューム100〜1,000のキーワードを選ぶ
次に、ピックアップしたキーワードが月間どれくらい検索されているかを調べます。
多すぎると競合に埋もれてしまうし、小さすぎるとニーズが薄いので、100〜1,000ほどボリュームがあるものを選ぶとよいでしょう。あくまで目安としてください。
※検索ボリュームはツールを使って取得します。後ほど解説します。
競合調査をする
実際にそのキーワードで検索してみて上位表示される記事をチェックします。
検索結果が公的機関や企業の記事で埋め尽くされていたらパスします。逆に個人ブログやボリュームの少ない記事などが含まれていたらそのキーワードで記事を書くことに決めます。



2ページ目までは確認するようにしています。2ページ目まで公的機関や企業の記事で埋め尽くされていたら一旦諦めますかね…。
キーワード選定の実際の流れ:写真付きで解説
では実際にツールを活用しながらキーワード選定を行ってみましょう。使うツールは「ラッコキーワード」と「キーワードプランナー」の2つだけです。
ラッコキーワードでサジェストキーワードを取得


ラッコキーワードを開き、検索窓に「キャンプ」などのメインキーワードを入力します。※1語とは限りません
サジェストキーワード(Google)を選び、検索ボタンを押してください。
※無料版は1日15回まで利用できます。


「キャンプ」を含むサジェストキーワードが表示されます。
ここからまずは試しに5個選びましょう。今回は以下の5つを選んでみました。
- 「キャンプ フライパン 鉄」
- 「キャンプ テーブル 軽量」
- 「キャンプ 必要なもの ソロ」
- 「キャンプ 朝ごはん パン」
- 「焚き火 やり方」



やや上級編にはなりますが、ユーザーが必ず「キャンプ」と言うキーワードで調べるわけではありません。
「焚き火 〇〇」「テント 〇〇」などキャンプに興味がありそうなキーワードも調べてみましょう!
キーワードプランナーでおおよその検索ボリュームを確認
選んだキーワードのおおよその検索ボリュームを調べてください。だいたいの数値が分かればOKです。
検索ボリュームは「キーワードプランナー」で調べます。
ほかにもツールはありますが、無料かつ使いやすいので、まずはキーワードプランナーでいいかと思います。


キーワードプランナーにアクセスし、「今すぐ開始」からログインしてください。


左側メニューの「ツール」から「キーワードプランナー」を選んでください。


「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックしてください。


キーワードを入力して、「開始する」をクリックしてください。「,」でつなげるか、改行すれば複数のキーワードを一度に調べられます。


それぞれいい感じのボリュームが表示されました。今回はこの時点で書かないと判断するキーワードはありませんでした。
- 「キャンプ フライパン 鉄」:1000〜1万
- 「キャンプ テーブル 軽量」:100〜1000
- 「キャンプ 必要なもの ソロ」:100〜1000
- 「キャンプ 朝ごはん パン」:100〜1000
- 「焚き火 やり方」:1000〜1万
※過去12ヶ月間の月間平均ボリューム
500や800など細かな数字は取れませんが、あまり気にしないでください。数字が多少違ってもやることは変わりません。
ラッコキーワードで見出しを抽出し、競合調査
Googleで実際に検索をしてもいいのですが、ラッコキーワードの見出し抽出機能が便利です。
※無料版は1日10回まで利用できます。


検索窓に調べたいキーワードを入力し、「見出し抽出」を選んで検索します。


上位20記事のタイトルと見出しが表示されます。


それぞれの記事をクリックすると折りたたまれていた見出しが表示されます。
慣れればこれを見るだけで企業運営メディアと個人ブログの判別ができるようになります。慣れるまでは1つひとつURLを開いて記事の中身を確認してみてください。
このキーワードについては個人ブログも上位に食い込んでいたので、書いてみることにします。個人ブログも結構強そうではありますが…。
キーワード選定はこれで完了です。結構シンプルなので、できそうですよね?
おまけ:見出し情報をCSV出力しておくと構成づくりに役立つ
ラッコキーワードの見出し抽出機能で出力された情報は、CSV形式でダウンロードできます。




私はいつもH1〜H4を出力しています。


こんな感じで各記事の文字数や見出しを抽出したデータをダウンロードできます。このあとのより詳細な競合分析や構成づくりに使うので、保存しておきましょう。
キーワード選定を正しく行い、役に立つ記事を書こう
収益を得るためにブログを運営しようとしている人は、キーワード選定を正しく行う必要があります。キーワード選定を失敗してしまうとまったく読まれない記事ができあがってしまうので、慣れるまではぜひ時間をかけて行ってみてください。
最後にキーワード選定の正しい流れをおさらいしておきましょう。
- サジェストキーワードを取得する
- 検索ボリューム100〜1,000のキーワードを選ぶ
- 競合調査をする
の順で取り組んでみてください。わからなくなったらまたこの記事に戻ってきてくださいね。
記事をスライドにもまとめました。ダウンロードして活用してください。
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