
早く、早く受注したい!
おっと、焦らないでください。実績がないうちはなかなか相手方からサービスを購入してもらうハードルが高いです。
だからと言って何もせず待つのは嫌ですよね?
そこで、こちら側から公開依頼に積極的に提案していきましょう。
公開依頼とは簡単に言うと仕事の募集のことで、例えば「HPを◯円で作ってほしい!」みたいな依頼が掲載されています。
この記事では、公開依頼への提案の流れを解説し、刺さる提案の仕方までご紹介していきます。
参考にして実践し、受注率をどんどん上げていきましょう!
- フリーランスWebデザイナー・Webライター4期目
- クラウドソーシングでの受注数200件超え・評価ほぼ星5
- クラウドソーシングのみで月30万円以上継続
- 通勤時間を活用してWeb制作を学び、独立
- 現在はせどりやポイ活などほかの収入源も模索中


たなそう
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※制作系のサービスに関する内容がメインになりますが、それ以外のサービスでも参考になる考え方は多いかと思います。
ココナラの公開依頼とは?


公開依頼(単発の仕事)はこちら
※ココナラにログインしている状態だと該当ページに遷移します
公開依頼とは、簡単に言うと「仕事の募集」です。
ココナラはどちらかというと「サービスを出品して買ってもらう」という文化のクラウドソーシングですが、「募集されている仕事に応募していく」ことも可能なんです。
まずはどのような仕事が募集されているのか見てみましょう。
自分ができそうな仕事を探す


カテゴリで絞りやすいものは絞り、ニッチなものやカテゴリが曖昧なものはキーワードで検索をかけます。
「募集中の仕事のみ」にチェックを入れておきましょう。終了した案件まで表示されると量が多すぎます…
並び順はデフォルトの「新着順」がおすすめ。
今受けられそうな案件が見つからなくてもあきらめないでください。1時間に1回、なんなら15分に1回でもアクセスして、新着案件がないか確認するくらいの気概が必要です。
気になる案件があれば開いて、内容を確認していきましょう。
募集者の情報も必ずチェックする


仕事を取りたいという気持ちが先走りして情報をきちんと見ないのはNGです。
仕事の内容を確認するのはもちろんですが、募集者の情報も必ずチェックしておきましょう。
評価が悪い募集者はトラブルに発展する可能性が高いので、こちらから願い下げましょう。少なくとも星4.0以上、できれば4.5以上が望ましいです。
まだ評価がないクライアントの場合は、依頼の内容や言葉遣いなどを確認して受けても問題ないかを判断します。



仕事内容からもなんだか高圧的な香りがする…ということがよくあります。直感は大概当たるので違和感があれば応募は控えましょう。
「仕事を無理に取らない」ことも長く成果を出し続けるには重要です!
本人確認済みか、機密保持契約を結んでいるかなども確認しておきましょう。認証済みではないからと言って即NGではありませんが、ひとつの目安になります。
自分が応募したときは逆に同じような箇所を見られるということです。やはり埋められるところは埋めておくほうがいいですよね!
詳細まで確認する時間がない場合はブックマークしておく


よさげな案件が見つかればいきなり応募に進んでもOKですが、しっかり募集の内容を確認しないとトラブルになりかねません。細かな要件まで必ず確認しておきましょう。
募集の内容を詳しく見る時間がない、応募文を書く時間がない場合は、一旦ブックマークしておいてあとから見返してください。


ブックマークした案件は、トップメニューの「ブックマークした仕事・求人」から確認できます。



通勤電車の中やトイレに行ったときなど隙間時間に新着案件がないかパパッと見ておきましょう!
ココナラの公開依頼への提案の流れ


応募することを決めたら「応募する」ボタンを押してください。
応募フォームに記入する項目は以下のとおりです。
- 提案内容
- ポートフォリオを使う
- 添付ファイル
- 提案金額
- 納品予定日
それぞれ解説していきます。(提案内容はのちほど)
ポートフォリオを使う


ポートフォリオを使うにチェックを入れると、自分のポートフォリオへのリンクが相手に共有されます。
基本的にはチェックを入れて見てもらうようにしましょう。



ポートフォリオには仕事として受けたもの以外も掲載できます。受注実績がない場合は、どんどんオリジナルの制作物を作っていきましょう!
添付ファイル


制作物が画像・動画・音声などの場合は、ファイル添付が可能です。
5個まで添付できるので、必要に応じて活用してください。
- ドキュメントファイル(excel・word・pdf・powerpoint・txt)
- 画像ファイル(jpeg・png・gif・bmp)
- 動画ファイル(mpeg・mp4・mov)
- 音声ファイル(mp3・wav)
- その他のファイル(ai・psd・eps)
- 圧縮ファイル(zip)
提案金額


提案金額を入力します。
募集の内容に予算情報が書かれているので参考にしてみましょう。
「見積希望」と書かれている場合もありますが、具体的な予算が示されている場合は、それよりも低い価格で提案すると受注率が上がります。はじめの1件は利益度外視で仕事を取りに行くのもひとつの方法です。
納品予定日


納品予定日を登録します。
無理をする必要はありませんが、募集内容を確認し、それよりも早く納品できることをアピールできると受注率が上がります。
また、逆に募集内容からそれほど急ぎではないと感じられた場合は、「ご希望の日程での納品は難しいですが、そのぶん◯円で対応させていただきます」などと安い金額で提案するのもひとつの方法です。
刺さる提案文の書き方。まずは正しく、漏れなく情報を伝えよう


一番大事なのは提案文です。
ココナラのデフォルトテンプレートも用意されていますが、オリジナルのテンプレートを作っておきましょう。
私は「ライティング」「HP制作」「LP制作」「画像制作」などの提案文テンプレートをNotionに保存しておき、募集内容やクライアントに合わせて加工して使っています。



最大3,000文字書けるのでモリモリ書いていきましょう!
提案文に書くべき内容
提案文に必ず書くべき内容は以下のとおりです。
まずは正しく、漏れなく情報を伝えることを意識して書くことからはじめてください。
- 簡単なあいさつ・自己紹介
- 見積もり金額
- サービスの内容
- サービスの範囲外のこと
- 納品までの流れ
- 納品予定日
- 修正対応回数
- 自己PR
各項目には【】や⚫︎などをつけてわかりやすく書いてください。
慣れてきたら少しずつフックになる項目を足す、エモーショナルな文章を書くことを目指していきましょう。
数打っても当たりません。1つひとつ丁寧に提案する方がいいです。
自分が心を込めて書ける数には限界があるので、「今日はもう無理だ」と思ったら明日フレッシュな気持ちで提案するのでもいいのではないでしょうか?



テンプレートを作っているのはあくまで自分が楽をするためです!クライアントからしたら当然テンプレートではないほうがいいですよね?
テンプレートを使いながらいかにテンプレート臭を消すかがポイントです!
簡単なあいさつ・自己紹介
まずは簡単なあいさつをしましょう。簡単とはいえ、私は結構がっつり書きます。



適当に書くよりもたっぷり書く方が全然反応はいいです!
かっこつけずに今持っているものをアピールして、熱意をドンと伝えましょう!
簡単な自己紹介に加えて以下のような内容を組み込むとよいでしょう。
- 応募した理由
- 当案件への適正
焚火台のLP制作の依頼の場合
はじめまして。田中と申します。
現在副業でWeb制作を行っており、実績はまだまだ乏しいのですが、ポートフォリオに掲載しているとおりLPの制作経験もございます。
また、キャンプインストラクターの資格を保有しており、気づけばキャンプ歴は20年を超えました。どのような焚火台を販売されるのか、個人的にとても気になります…!!
Web制作のスキルではベテランの方に及ばないかもしれませんが、キャンプへの愛は誰にも負けない自信があります。大袈裟ではありますが、〇〇様の事業発展にお力添えできるのは私しかいないと直感し、応募させていただきました。
また、ご依頼いただける場合はご予算よりもお安く対応させていただきます。最後まで楽しく、責任を持って制作にあたりますので、ぜひ本案件を私にお任せいただけないでしょうか?
お手数おかけしますが、以下情報を検討材料にしていただければと思います。よろしくお願いいたします。
見積もり金額
見積もり金額とその内訳を示しましょう。
購入してもらうには納得感・お得感が必要です。
【お見積金額】
40,000円
【内訳】
- 構成作成:1万円
- デザイン作成:1万円
- サイト構築:1万円
- その他プラグイン等の設定:1万円
- 分析ツールの導入:1万円
- お値引き:-1万円
今回は個人的に興味のあるジャンルでもあるので、分析ツールの導入はサービスさせていただきます。
サービスの範囲
サービスの範囲を明確に記載しておきましょう。
わかりやすく箇条書きしておけばOKです。
【サービス内容】
サービス内容は以下のとおりです。
- 競合他社の調査を通じてHPの構成を検討
- デザイン
- コーディング、サイト構築
- サーバーアップロード
- SEO対策
- セキュリティ対策
- Google search console、Google analyticsの導入
- 納品後1ヶ月間のアフターサポート
サービスの範囲外のこと
サービスの範囲外のことも明記しておきましょう。
【サービス範囲外のこと】
以下の内容はサービスの範囲外となります。
必要な場合は別途ご相談ください。
- プライバシーポリシー文面の作成
- ロゴ制作
- 納品後1ヶ月以降のアフターサポート



クライアントが素人の場合ももちろんあります。例えば街のパン屋さんがホームページ制作のイロハを知っているケースは少ないですよね?
あれもこれもやってくれると思われている場合があるので、できるだけ平易な言葉でサービス内容をきちんと説明してくださいね!
納品までの流れ
納品までの流れをきちんと記載しましょう。
一般のクライアントさんの中には依頼や制作の流れがあまりわかっていない人もいます。
頭の中を整理してあげる感覚で、わかりやすく箇条書きにするのがおすすめです。それだけのことでも「あ、この人いいかも」と信頼に繋がりますよ。
【制作の流れ】
以下の流れで制作をいたします。不明点がありましたらお気軽にご連絡ください。
- 制作に必要な情報をヒアリングさせていただきます
- 構成を作成し、ご確認いただきます
- 構成に問題がなければデザイン制作に移ります。完成したらご確認いただきます
- デザインに問題がなければ実際にサイトの形にしていきます
- サイトを一般には見られないテスト環境にアップロードしてご確認いただきます
- 問題がなければ細かな設定を行い、公開します
- 改めて最終確認いただき、問題がなければ納品させていただきます
納品後1ヶ月はアフターサポート期間とさせていただいております。お困りごとがありましたらご相談ください。
納品予定日
設定した納品予定日について補足説明を入れておきましょう。
納品希望日を「ご相談」や曖昧な日付に設定している場合も多いので、「必ずここまでに必要」という日付をきいておくのがベターです。
【納品予定日】
納品希望日を「ご相談」とされておりましたが、必ずこの日までに必要という日付をお伺いできますでしょうか?
ご希望に合わせて納品できるようスケジューリングいたします。
【納品予定日】
納品予定日は5月31日を予定しております。ご希望の納期よりも前倒しで納品できる予定です。
構成の作成が終わった段階、デザインの作成が終わった段階など都度進捗を報告させていただき、遅れないようスケジューリングいたします。
以下のように注意書きも加えておくとよいでしょう。
〇〇様の確認に時間を要する場合は、設定予定日を超えてしまう場合がありますのでご了承ください。
ご確認をお願いした際はできるだけ早めのご回答といつまでに回答できるかを教えていただけると幸いです。
確認依頼から5日間返信がない場合は、一旦納品処理をさせていただきます。(あくまでシステム上の納品です。メッセージからご連絡いただければ最後まで責任を持って制作を続けます)
スムーズな制作、正確なスケジューリングのためにお手数ですが、ご協力お願いいたします。
設定されている期日までの納品が難しい場合も興味のある案件なら私は果敢にチャレンジしていました。
その際は以下のように代わりに安く対応する旨をアピールしましたよ。
【納品予定日】
納品予定日は5月31日を予定しています。
ただいま案件が立て込んでおり、ご希望の納期に間に合わせるのが難しい状況です。ただ、個人的にも〇〇様の事業に大変興味があり、ぜひお力添えしたいと考えています。
お時間を多少いただきますが、◯万円で対応させていただきますので、一度ご検討いただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
修正対応回数
修正対応回数も書いておきましょう。
特にWeb制作など制作が段階的に分かれている場合は、各段階ごとに修正対応回数を設けておくのがベターです。私は修正対応自体は無制限としていますが、一度了承を得たあとの変更はNGとお伝えしています。
修正対応回数の認識に齟齬があると両者共にいいことがありません。最終的にクライアントの期待値を超えることが難しく、低評価をつけられたり、トラブルに発展したりするケースも考えられます。
【修正対応回数】
修正対応は無制限でお受けしています。
ただし、一度ご了承いただいた構成・デザインの修正は大幅な工数増となりますのでご遠慮ください。修正したい箇所がある場合は、ご確認を依頼させていただいた際にご指示いただきますようお願いいたします。



修正対応回数はほかの方の出品サービスも参考になります。
同じくらいに設定してもいいし、「あの人は3回までだけど自分は無制限にしよう!」とよりリッチにするのもひとつの方法です!
制作実績
何かしら制作実績がないとさすがに難しいでしょう。
仕事として受注したものではないとしても3つほどは自分で制作したものを示せるようにしましょう。
自己PR
最後は自己PRで締めくくります。
プロフィールに書いている内容を流用しても構いませんが、はじめはとにかく熱意を伝えることがポイントです。
しっかりと募集内容を書いてくれている場合は、クライアントが何を重視しているかが予想できる場合もあります。「スキルよりも人間性を重視しているぞ」と感じられる案件に出会えたらチャンスです。
自分が依頼する立場になって考えてみてください。スキルや実績だけで依頼するか判断しますか?
依頼する案件にもよりますが、私ならスキルフルで高圧的な人よりも実績が少なくても熱意が感じられる人の方が断然選びたくなります。そもそも嫌なやつだったら依頼しませんよね?
【自己PR】
- フルネーム:個々 奈良太郎
- 年齢:32歳
- 住所:奈良県
- 奈良大学理工学部出身
- 野菜ソムリエ資格保有
私は県庁職員として10年間勤めながら知人の企業に手伝いという形で入らせてもらい、実務を通してWeb制作を学んでいます。まさに今準備中という段階ですが、ゆくゆくは独立し、フリーランスとして働いていくつもりです。
家族と過ごす時間を増やすことが独立を目指す目的でしたが、実際にお仕事をさせていただく中で、クライアント様の飛躍をサポートできることに喜びを強く感じるようになりました。
長年Web業界にいたわけではありません。スキルの面ではまだまだ未熟な部分があることも認めざるを得ません。でも、だからこそクライアント様と近い目線に立ち、丁寧で過不足のない制作ができると考えています。
オーバースペックではない、初心者でも使いやすいサイト制作を心がけており、ありがたいことに今までココナラでご依頼いただいたクライアント様からはうれしい評価をいただいています。
今後〇〇様の事業発展を少しでも後押しできるサイトを共に作り上げられればと考えております。納得感を持って進めていただきたいので、不明点などありましたら何なりとご質問ください。
お手数おかけしますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
「そこまでやるか…」的な提案もアリ


驚きがあると提案は通りやすくなります。
「そこまでやるか…」と半ばクライアントを呆れさせるくらいの提案をかましてみるのもアリです。
例えばですが、案件の内容が詳細に公開されているのであれば、「HPのメインビジュアルを考えてみました!」と言ってメインビジュアル画像案を添付したり、「競合10ブログがなぜ上位に表示されているかを分析してみました」と言ってエクセルファイルを添付したりそういうこともできますよね。
依頼されている仕事を先にちょっとだけやっちゃうみたいなイメージです。その人に依頼したらスムーズに進みそうな気がしませんか?
私も実際に行なって受注した経験があります。手間はかかりますが、ただひたすらに応募を連打するよりも受注への近道だったりして…。
実質無料で提案文添削いたします!


提案している案件のレベルが高い、応募人数が多いなどの要素にももちろん左右されますが、なかなか提案が通らない場合は、提案文が今ひとつ相手に刺さっていない、読まれていない可能性があります。
私でよければ添削をさせていただくので、こちら(ココナラ提案文添削サービス)よりご依頼ください。
※自己紹介の添削となっていますが、提案文の添削をしてほしい旨メッセージくださればOKです。



ココナラでのやり取りも疑似体験できて一石二鳥です!
サービスは1,000円で提供していますが、できるだけ出費はしたくないところですよね?
当ブログでは私が実際に取り組んだおすすめポイ活もご紹介しています。数千円〜数万円稼げる案件もあり、1つやったら実質無料、なんならプラスでサービスをご利用いただけます。
やったことがない案件があればぜひご活用ください。


ココナラの公開依頼に応募して受注率を上げよう!
ココナラはサービスが購入されるのを待つしかないと思っていませんでしたか?
ゆくゆくは自動で集客ができる状態を作っていくのが理想ですが、はじめは泥臭く仕事を取りに行くのがおすすめです。
ぜひこまめに公開依頼をチェックして、果敢に応募してみてくださいね!
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