保険の見直しラッシュが来ています。
住宅購入とともに団体信用生命保険に入るため、民間の生命保険の見直しをしなければならないし、年単位で入っている職場のグループ保険、それから今回記事にした自動車保険を見直さなければいけません。
他にも引っ越しに伴い、電気やガスや水道やネットやらも調べないとだし、てんやわんやですが、今日も太っています。
保険って本当に煩わしいですよね・・・。
私のような小心者は「なんとなく不安だし・・・」で明確な根拠なく余分に入ってしまいがちだし、内容がややこしくていやになるんですよね。
でも何が不安かを明確にしておかなければ、いくら入っても不安は消えませんからね。
安心を買いたくて保険に入っているのに、これじゃぁ金だけ寄付したのと一緒ですから・・・。そんな余裕はありません。
ならば営業の口車に乗らず、やっぱり自分で勉強するしかないですね。
私が勉強しますから、いろいろ調べるのが面倒な方は是非参考にしてください。
ではいきましょう!
もくじ
自動車保険は自賠責保険と任意保険の2部構成
自動車保険は自賠責保険と任意保険の2つからなります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
- 自賠法により加入が義務づけられている。強制保険とも言われる。
- 事故被害者の最低限の救済を目的にしており、対人賠償のみ。
- 具体的には
・死亡事故の場合→最高3000万円
・後遺障害の場合→最高4000万円
・傷害事故の場合→最高120万円
が補償される。
※1事故あたりではなく、被害者1人あたりで計算される。 - 保険会社によって保険料に差はない。
- 加入は任意
- 自賠責保険だけでは足りない部分を補う
- 保険会社や加入プランで大きく保険料が異なる
- 運転する人の年齢や範囲(夫婦、家族、誰でもなど)でも保険料が変わる
つまり、
自動車保険を見直す=任意保険を見直す と同義です。
一般的な任意保険の内容 わかりづらい部分こそ見直し対象だ!
任意保険の内容について具体的に見ていきます。
任意保険はおおまかには下の表のような構成になっています。
これらの保険それぞれをそもそも付けるか、補償額をいくらにするかを考え、組み合わせます。
対人賠償保険 | 他人を死傷させた場合の補償 |
対物賠償保険 | 他人の車やものを壊してしまった場合の補償 |
人身傷害補償保険 | 自分や家族が死傷した場合に、過失の有無にかかわらず、示談を待たずに、自分の過失部分も含めて実損額を補償 |
搭乗者補償保険 | 搭乗者が死傷した場合の補償 |
自損事故保険 | 相手のいない自損事故を起こした場合の補償 |
無保険車傷害保険 | 事故の相手方が無保険であった場合等の補償 |
車両保険 | 自分の車が損害を受けた場合の補償 |
各種特約 | 様々 よくあるのが弁護士費用特約等 |
対人賠償、対物賠償、車両保険あたりはわかりやすいですが、他の部分がなかなかわかりづらいと思います。
後日別記事にて解説しますが、見直すべき部分は
まさにそのよく理解せずに入っている保険たちです。
任意保険と言いつつ対人賠償と対物賠償は強制で良いレベル
自賠責保険と任意保険について簡単に説明しましたが、そもそも任意保険に加入する必要はあるでしょうか?
これは明確に回答できます。間違いなく加入するべきです。
想像してみてください。
もし事故を起こして、被害者の方が亡くなったり、障害を負わせてしまった場合自賠責の3、4000万では明らかに足りないと思いません?
自分が被害にあった場合それで納得できますか?はぁ、ふざけんじゃねぇ!ってなりませんか?
実際に以下のような高額賠償判例があります。
認定総損害額 | 態様 | 被害者 |
5億2853万円 | 死亡 | 男性 41歳 眼科開業医 |
4億5381万円 | 後遺障害 | 男性 30歳 公務員 |
4億5375万円 | 後遺障害 | 男性 50歳 コンサル |
(出典:損害保険料算出機構 自動車保険の概況2019年度 https://www.giroj.or.jp/publication/outline_j/j_2019.pdf#view=fitV)
莫大な額です。もちろん個人で支払うことはできませんよね。
支払えないということは自分にとってもですが、被害者の方のとんでもない不利益になります。
事故の相手方に対する対人賠償と対物賠償は少なくとも加入、それも補償額無制限をおすすめします。
というか強制加入で良いレベルだと思っています。全員が不幸になりますので。
つまり自動車保険で見直すべき部分は
ということになります。
まとめ 起きてしまったらどうにもならないリスクに備えるのが保険
以上自動車保険の概要について説明しましたが、私の見直し方針について再度まとめておくと、
- 事故相手方に対する補償(対人賠償・対物賠償)についてはケチらず補償額無制限一択!
- 自分サイドの補償は最低限。受容できるリスクがどこまでかを検討する。
- 事故を起こし、保険を適用すると以降の保険料が高くなるので、結局どちらが得なのかを調べる。
という感じ!
この記事では触れませんでしたが、車両保険については加入するかどうかで保険料が大きく変わるし、事故のレベルによっては逆に損するみたいなからくりになっているようなので、よくよく調べて、また記事にしますので参考にしてください。
どの保険にも言えることですが、過大に加入してもいけないし、いざという時に補償が足りなくても意味がないです。
保険は 起きる可能性が低くても、起きたらどうしようもない場合に備えるものであるという考えを持ちましょう。
そして自分に本当に必要な補償内容を知ることができれば、本当の安心を買うことができるのではないでしょうか?
この本から多くを学んでいます。↓↓↓
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